佳境を迎えているWBC。

侍ジャパンこと野球日本代表は、準決勝で地元アメリカと激突する(試合開始は日本時間22日10:00)。

相手にはMLBのスター選手たちが揃っており、間違いなく激闘になるはず。

さて、そんなアメリカには元メジャーリーガーを父に持つサッカー選手がいるのを知ってるだろうか?

MLSサンノゼ・アースクエイクスに所属するDFマーヴェル・ウィン(30歳)だ。

アメリカ代表として2007年のコパ・アメリカ、2009年のコンフェデレーションズカップに参戦した経験を持つ選手だ。また、2008年の北京オリンピックでは本田圭佑や香川真司、長友佑都らがいた日本代表とも対戦している。

爆発的スピードを誇る右サイドバックとして知られるウィン。彼の父であるマーヴェル・ウィン(同姓同名)は、パイレーツなどでプレーした元メジャーリーガーだ。

俊足巧打の外野手で、主に1番打者として活躍した父マーヴェル。メジャーを退団した後、1991年には阪神タイガースでもプレーした。

息子マーヴェルは幼い頃、野球場で父親と過ごすのが好きだったという。だが、野球はスローすぎると感じるようになり、サッカーに打ち込むようになったそう。それでも守備範囲の広いセンターを守り盗塁も得意としていた父親譲りのところがあることは認めている。

マーヴェル・ウィン(息子)

「父が打点をあげる度に、Wow!なんて思ってる子供だったよ。

他の選手の子供達と一緒に遊び回ってたね。ロッカールームやダグアウトが好きでずっとそこにいた。

選手たちはいつも沢山のガムやヒマワリの種を口にしていて、たまにくれたりもした。

試合を観に行くのが好きだったんだ。

(野球は)スロー過ぎた。自分はほんとに活発だったから、サッカーの虜になったよ。

野球好きの友達は大勢いるよ。

彼らが夢中になって応援していれば、自分も彼らのために応援するけど、特に贔屓のチームがあるわけじゃないし、(ワールドシリーズを)情熱をもって見ることはないんだ。

もし野球をやるなら父と同じようなタイプになるだろうね。

別のフィールドではあるけど、(スピードが武器という意味では)父の後を継いでいると言えるよ」

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