『El Diario』は30日、「レアル・マドリーの会長を務めているフロレンティーノ・ペレス氏は、外部に偽ニュースサイトを作らせていた」と報じた。

近年サッカー界ではインターネットの影響力を無視できなくなっている。メディアから報じられるニュースは世界中に広がり、当然関係者にも影響を与える。

記事によれば、レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長は、それを利用する形で自身に有利な風潮を創りだそうとしていたという。

問題となっているのはdiariobernabeu.comというサイト。昨年を最後に更新を停止し、現在は存在しないニュースメディアだ。

アドレスからも分かる通りレアル・マドリーの非公式ファンサイトであったのだが、ここにはフロレンティーノ・ペレス会長から年間30万ユーロ(およそ3563万円)が支払われていたという。

契約の条件はもちろんレアル・マドリーの評判を向上させるニュースを配信すること。

また、レアルに不利な判定をするレフェリーを批判させ、ニュースで監督にプレッシャーをかけるよう指示していたという。

これによって、フロレンティーノ・ペレス会長が希望するメンバーや戦術を使うよう監督に促していくという狙いがあったようだ。

記事ではこのdiariobernabeu.comの管理人であったペドロ・アレハンドロ氏とフロレンティーノ・ペレス会長のSNSでの会話が流出した際の画像が掲載されており、緊密な連携があったことを伝えている。

なお、フロレンティーノ・ペレス会長はこの記事は虚偽のものであると話している。

おそらく現在ではサイトも存在しないため証拠も限られているだろうが、もしこれが真実であると証明されれば、ペレス会長には何らかの罰則が加えられる可能性もあるという。

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