4年ぶりに実現した、ジュビロ磐田と清水エスパルスによる静岡ダービー。
エコパスタジアムで行われた大一番には4万491人が押し寄せ、今節行われた全9試合の中で最多動員数をマークした。
そんなこの一戦は、ホーム扱いとなった磐田が3-1と勝利。新加入の中村俊輔は全3ゴールに絡む活躍を見せたが、そのうち2点は得意のフリーキックだった。
6分
37分
まずは6分。
ピッチが濡れていたこと、さらには助走が長かったことから直接狙う雰囲気も漂わせていたが、ふわりとしたボールをゴール前に送り森下俊の先制ゴールをアシスト!
すると37分にも距離のあるフリーキックからボールを入れ、ムサエフのゴールを演出した。
48分には3点目に絡むプレーも。
中村にとって今回の試合は初めての静岡ダービーだが、その試合でフリーキックから2つもゴールをお膳立てするのは流石である。
磐田の名波浩監督は、かつてチームに在籍したMF小林祐希と比較する形でこの日の中村について振り返っている。
名波 浩(ジュビロ磐田監督)
「小林祐希がいた時、『70回ボールタッチ、80%の成功率』ということを言っていたが、今日は手元のカウントで72、73くらいだったのでクリアしている。
後半はよくボールを触っていたと思うし、ロストはほとんどなかった。
セットプレーもそうだが、何気ないタメ作りとか、豪快なサイドチェンジとか、観ている人が喜ぶようなゲーム作りをしてくれた。
あらためて個で勝点3を持っているなと」