『Daily Star』は26日、「税務当局は、税金詐欺の疑いでニューカッスル・ユナイテッドのマネージングディレクターを務めるリー・チャーンリー氏を逮捕した」と報じた。
また、ニューカッスルと関与が疑われているウェストハム・ユナイテッドについては家宅捜索が行われ、ビジネスの記録やコンピュータ、携帯電話などが押収されているとのこと。
他にも、イングランドではチェルシーが情報を提供するよう税務当局から連絡を受けているとのことだ。この一連の事件で支払いを逃れた所得税の金額は500万ポンド(およそ7.1億円)に至ると考えられており、他にも多くの人物が逮捕されているようだ。
フランスの『RMC』によれば、酒井宏樹が所属しているマルセイユがこれに関与していると伝えている。
マルセイユはニューカッスルとの間でレミ・キャベラやフローラン・トーヴァンの取引を行っているが、これらが問題になっているのかどうかは明らかにされていない。
なお、報道によればこの税金詐欺事件に関して複数名のシニアディレクターが報酬を受け取っており、800の銀行口座と110の会社が調査を受けているとのこと。
イングランド税務当局は1月に「43名の選手と12チーム、8名のエージェントについて、肖像権に関する規則に違反している疑惑を調査している」と発表しており、今後も何らかの動きがあるかもしれない。
『Sunderland Echo』は、これらの調査は今後もかなり長期間に渡って行われるため、まだこの段階では罰則の推測は不可能であると指摘している。
ニューカッスルは先日プレミアリーグへの昇格を決めるなどして歓喜に湧いたが、それからわずか1日で大きな疑惑が発覚することになった。