4月に入るまで「三冠」の可能性を残していたバイエルン。

フィリップ・ラームとシャビ・アロンソが今季限りで引退するということでチームの士気も高かったはずだが、暗黒の時は突如訪れた。

4月中旬から5戦未勝利の状態が続き、わずか2週間でUEFAチャンピオンズリーグとDFBポカールのタイトルを失ったのだ。

その内訳は以下の通り。

【CL】バイエルン 1-2 レアル・マドリー
【ブンデス】レヴァークーゼン 0-0 バイエルン
【CL】レアル・マドリー 4-2 バイエルン
【ブンデス】バイエルン 2-2 マインツ
【DFBポカール】バイエルン 2-3 ドルトムント

盤石の戦い方を見せていたあのバイエルンが、これだけの短期間で勝利から見放されるとは誰も予想していなかったことだろう。ブンデスリーガのタイトルこそほぼ手中に収めているとは言え、選手たちは大きなショックを抱えているはずだ。

そんなバイエルンの成績がいかに悪いのかについて、『Opta』が伝えていた。

それによれば、バイエルンが5戦未勝利を経験するのは17年ぶりのことであるという。

バイエルンが最後にこの状況に陥ったのは、オットマー・ヒッツフェルトが率いていた1999-2000シーズン。

この時バイエルンは3月18日から4月4日にかけての5試合で4分1敗と勝利から見放されている。やはり、日程が過密になるシーズン終盤はビッグクラブでも戦い方が難しいのだろうか。

なお、バイエルンはCLのマドリー戦からDFBポカールのドルトムント戦にかけ、ホームゲームでも3戦連続で未勝利中。『FOX』によれば、これは2009年11月以来およそ7年半ぶりの事態であるという。

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