いつ、どうやって金を投資するか
スパーズは移籍市場で失敗も経験してきた。ギャレス・ベイルの莫大な移籍金の使い方はひどいものだった…。
だが、それ以降はチームを構成するために非常にいい獲得をしている。ムサ・シソコやフィンセント・ヤンセンは置いておくとして、最近も素晴らしい補強をした。
驚くような成長を遂げたデル・アリとエリック・ダイアーの2人は、ポチェッティーノ監督のチームにおいて軸になっている。トビー・アルデルヴァイレルト、 ヴィクター・ワニャマ、ソン・フンミンも素晴らしい成功例であり、最近の躍進において欠かせぬ存在だ。
失敗例でさえ正しい精神に基づいている。オランダ代表FWヤンセンはまだ苦戦しているが、その獲得はハリー・ケインのバックアップとしては正しい補強に思えた。結果は必ずしも成功というわけではないが、正しい場所(ウィークポイント)を補強しようという意図はとても良い。
一方のアーセナルは近年になって大型補強も行うようになった。最近のヴェンゲルのベストバイは、アレクシス・サンチェスだろう。
だが、その移籍戦略は控えめに言っても「一か八か」だ。毎年チームには穴があるように見える。長年、トップクラスのストライカーを必要としているし、攻撃陣の厚みはトップチームのそれに至っていない。