かつてインテルやミランなどでも活躍したガーナ人MFサリー・ムンタリ。32歳になったレフティは、今年からペスカーラでプレーしている。
このほど行われた第34節、敵地でのカリアリ戦で彼を巡ってある問題が起きた。
Muntari se rebela contra los insultos racistas y abandona el campo https://t.co/dOmCSO1lwE pic.twitter.com/xApw8nSc4R
— La Vanguardia (@LaVanguardia) 2017年4月30日
TOTALMENTE REPUDIABLE#SerieAxFOX | Sulley Muntari se fue antes de que terminara el partido por cánticos racistas 📜: https://t.co/F6nOvzf9ew pic.twitter.com/0QJ5PK8X78
— FOX Sports Argentina (@FOXSportsArg) 2017年4月30日
審判に何度もなにかを訴えていたムンタリ。かなり激しい口調であり、審判と接触したことで90分にはイエローカードも提示されてしまった。
『Gazzetta dello Sport』によれば、ムンタリはカリアリサポーターから人種差別的な罵声を浴びせられていたという。そのことをダニエレ・ミネッリ主審や副審に何度も訴えていたのだ。
ムンタリはイエローカードを提示されると、試合が終わる前にもかかわらず自らピッチを去ったという。彼によれば前半から差別的な暴言があったそうで、しかも子供までいたようだ。
サリー・ムンタリ(ペスカーラMF)
「起きたこと全てを見ただろう。
前半ファンはチャントをしていた。幼い子供までそばにいる両親と一緒になってやっていた。
自分はそこに行って、止めるよう言った。
彼にユニフォームをあげた。こういうことをしてはいけないと教えるためにね。よく成長するためには手本が必要だ。
後半になるとクルヴァから(チャントが)起きた。自分はレフェリーと話した。
『聞こえなかったのかい?』と。彼(主審)には試合を止める勇気がなければいけないと主張した」
最後の瞬間は10人になったペスカーラはこの試合に0-1で敗戦。ただ、すでにセリエB降格が決まっている。