7日、ベルギー1部ヘントの久保裕也が優勝プレーオフのオーステンデ戦で2試合ぶり、移籍後では14試合9点目となるゴールを決めた。

前節アンデルレヒトとの首位攻防戦で無得点に終わり、連続ゴールが3で止まった久保。試合も0-0で引き分けたため、3位に転落したヘントは逆転優勝の可能性を残すためにも敵地でのこの一戦で勝点3が必要であった。

しかし、チームは56分までに2-1とリードしたものの、そこから20分ほどで3失点。久保の一発は、そんな絶体絶命の状況下で生まれる。

80分、中央でボールを受けた久保は相手の厳しいマークに耐え左サイドへ展開。この絶妙なパスにぎりぎりで追い付いたケニー・サイエフは一呼吸置いた後、すぐに中央へ折り返す。

そこへ飛び込んだのが久保!左足で丁寧に合わせると、シュートは正確にゴールの右隅を撃ち抜いた。

自らの“鬼キープ”と左足からの“キラーパス”で好機を演出した後、難しいボールをきっちり枠に収める…久保の独り舞台ともいえる圧巻のプレーであった。

しかし、ヘントはここから追撃とはならずそのまま3-4で敗戦。同日行われた試合で首位アンデルレヒトが勝利したため、両者の勝点差は8に開いている。

残り3試合、残念ながらヘントが優勝する可能性はほぼ無くなったと言えるだろう。

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