(日本時間)5月15日0時30分から開催される、プレミアリーグ注目のビッグマッチ、トッテナム・ホットスパー対マンチェスター・ユナイテッド。

「翌季のチャンピオンズリーグ出場が決定的なチーム」と「ヨーロッパリーグ出場圏にまでなんとか辿り着いたチーム」の対戦といった構図ではあるが、両チーム共にタレント揃いであることは改めて言うまでもなく、注目に値する一戦であることは間違いないだろう。

さて、上述のように今季の成績には差がついた両チームだが、実は、他にも差がついてしまっていることがある。

それは、表題で記述した数式。トッテナムには3人しかいないが、ユナイテッドには6人も存在する"ある選手”のことだ。このヒントだけでピンときたものはかなり勘が鋭いが、おそらく、多くが見当もつかないだろう。

では、以下をご覧頂きたい。

▼トッテナム・ホットスパー

ケヴィン・ヴィマー(24歳)
750万ユーロ⇒700万ユーロ

ミシェル・フォルム(33歳) 
600万ユーロ⇒500万ユーロ

ベン・デイヴィス(24歳)
1000万ユーロ⇒900万ユーロ


▼マンチェスター・ユナイテッド

ルーク・ショウ(21歳)
2200万ユーロ⇒2000万ユーロ

アントニオ・バレンシア(31歳)
1400万ユーロ⇒800万ユーロ

フアン・マタ(29歳)
3800万ユーロ⇒3100万ユーロ

アシュリー・ヤング(31歳)
1800万ユーロ⇒700万ユーロ

マルアヌ・フェライニ(29歳)
2800万ユーロ⇒1200万ユーロ

マイケル・キャリック(35歳)
2725万ユーロ⇒200万ユーロ

※市場価格は『transfermarkt.com』参照

これは現所属チームでのデビュー時と直近での市場価格を比較したものだが、価格が下降している選手数のみを抽出すると、「トッテナムは3人」、「ユナイテッドは6人」という結果となる。

この数字だけで全てを表現することは愚かだろう。

しかし、「全盛期を過ぎた(評価を落としている)選手を多く抱えるチーム」と「全盛期を迎えている(評価を上げている)選手を多く抱えるチーム」という特徴の違いが、今季の"序列”に少なからず繋がっていると評してもあながち間違いではないのかもしれない。

【次ページ】下降価格はさらに顕著