U-20ワールドカップもいよいよグループステージの最終節に突入。27日、D組3位の日本は同2位のイタリアと対戦した。

勝てば無条件で突破、引き分けならスコア次第、敗れれば他会場および明日の結果に委ねられる日本。しかし、エースの小川航基をウルグアイ戦の負傷で失った日本は、3分にイタリアに先制を許すと、7分にはリスタートから追加点を奪われてしまう。

2点を先行し余裕たっぷりのイタリアに対し、日本はボールを持たされる苦しい展開に。しかし、22分、遠藤渓太の左サイドからのクロスに、堂安律が中央へ飛び込み1点を返すと流れが一変。右サイドの堂安を中心に、日本が主導権を握りイタリアのゴールへ迫る。

そして後半、その堂安が会場の度肝を抜く。50分、メッシのようなドリブルで狭いエリアを突き進むと、老獪なイタリアのDF3人を翻弄。最後は足裏で転がすように当てたボールが、吸い込まれるようにゴールのラインを割った。

堂安の2ゴールで同点に追い付き、絶体絶命から引き分けでも突破が決まる状況に。その後は日本が優勢に進めつつ、お互いに無理をしない形で2-2の引き分けで終了した。

その結果、イタリアが2位、日本が3位での決勝トーナメント進出が決定。日本は30日、グループBを3戦全勝(10得点無失点)で首位通過した南米のベネズエラ代表と対戦することが決まった。

なお、この試合の日本は交代枠を使わず、久保建英の出番もなかった。

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