『Mirror』は1日、「マンチェスター・ユナイテッドの最高財務責任者(CFO)を務めるクリフ・バティ氏は、EU離脱の影響について語った」と報じた。
昨年国民投票でEUからの離脱を決定したイギリス。2019年には正式に実現する予定となっている。
しかし、これはサッカーに関して言えば規制が増えることを意味する。現在は欧州内であれば16歳の選手を獲得できるが、EUを離れれば18歳以上でなければ認められない。
クリフ・バティ氏は『KPMG football finance forum』で以下のように話し、他国クラブとの競争で悪影響があると指摘した。
クリフ・バティ
「EU離脱に関しては、実際に問題が起こってくる。
ヨーロッパの他の国から選手を引き入れてくる時、他のリーグのクラブに対するアドバンテージを失ってしまう。
例えば、レアル・マドリーやバルセロナと我々が競争する際だ。
もし16歳の選手がいて、我々だけがそれを18歳まで待たなければいけないとなれば、明らかに問題は出てくる。
それは議論しなければならないものだよ。プレミアリーグが認識しなければいけないものだ。
また、昨季は難しい状況になった。夏に獲得した選手は、ポンドで給与を受け取ることに疑問を呈したからだ。
多くの欧州の選手がユーロ建てでの支払いを求めている。理解はできるが、我々はユーロで経営している会社ではない。ほとんどの収入をポンドで得ている。
とはいえ、これについては財政をすこし複雑にするだけであるけどね」