2011年に開場したユヴェントスの新たなホームグラウンド、「ユヴェントス・スタジアム」。

キャパシティは4万ほどとそこまで大きくはないが、イタリアでは初となるクラブが所有の独自スタジアムで、最先端の建築技術を採用。2013-14シーズンのUEFAヨーロッパリーグ決勝戦を開催した実績を持つ。

そんな同スタジアムの命名権をユヴェントスが売却し、このほど買い手となる企業との間で契約がまとまったようだ。その新たな名称とは…

その名は、アリアンツ・スタジアム!

アリアンツ社は、ドイツ最大の保険会社「アリアンツ生命保険」を傘下に持つ金融グループ。このほどユヴェントスとの間で2023年6月30日までの6年間のネーミングライツ契約を結んだ。

契約期間は今年の7月1日から。FIFAやUEFAを除くコンペティションでは「アリアンツ・スタジアム」と呼ばれることになるのだが、サッカーファンが「アリアンツ」と聞いてまず思い浮かぶ会場はここだろう。

バイエルンのホームスタジアムである「アリアンツ・アレーナ」だ。

同スタジアムもアリアンツ社とネーミングライツ契約を結んでおり、スタジアム名に企業名が入っている。もちろん「アレーナ」と「スタジアム」で名称は異なるのだが、ビッグクラブ間でこれだけスタジアムの名称が似ているケースもそうはないだろう。

ちなみに、同社はスタジアムへの命名権行使に積極的な企業であり、シドニーFCやパウメイラス、ラピド・ウィーンのホームスタジアムも「アリアンツ」の名が付いている。

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