『Tyc Sports』は16日、「上海申花の元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスは、今季の終了後はどうなっているかわからないと話した」と報じた。
昨年12月、ボカ・ジュニオルスから中国へと移籍したテベス。その給与は年4000万ユーロ(およそ48.9億円)であると言われ、世界最高額と考えられている。
しかしながら、2年契約を結びながらもあまり活躍できておらず、PKで決めた1ゴールのみ、期待を大きく裏切っている。
中国で半年を過ごした彼はインタビューに対して以下のように話し、今季の終了後はどうなっているかわからないと語った。
カルロス・テベス
「中国から大金の提供があった時、僕は断ったんだよ。ボカのことが頭にあったからね。
最終的な決断は、最後の試合の時に下した。妻のバネとともに。
僕はクラブを傷つけたくはなかったんだ。長女のフロールは、ドレッシングルームまで来て『辞めないで』と頼んできた。
僕がボカを去った時、沈黙を守った。それは周りの人々よりもジャーナリストを困らせた。
メディアは僕が別れを告げることを望んでいた。僕にとってはそれも簡単じゃなかったんだ。ボカのファンは、いつもあのシャツを着ている僕を見たいと思っているから」
(ボカに帰ってくる可能性は?)
「僕はボカを傷つけるために離れたわけじゃない。正直に言って、今年の終わりにどうなるのか、全くわからないんだ。
故郷、友人、ボカ、ボンボネーラの人々…多くのものが懐かしい。しかし、その一方で僕は多くのものも手に入れているし、子どもと共に街も歩ける。
僕はボカに全てを捧げてきた。しかし、もし栄光への渇望を失えば、クラブに残るのはとても難しいことになる。僕は自分を見つけ直さなければならない。
何もなかったようにボカに残ることは簡単だった。ファンも僕を愛していた。しかし、自分は難しいことを選んだんだ」