昨季、G大阪へ移籍したアデミウソンの後釜として3年契約で横浜F・マリノスに加入したブラジル人FWカイケ。
しかし、複数の規律違反でクラブから処分を下されるなど23試合4得点と期待を裏切り、1月、放出される形でサントスに期限付き移籍した。
サポーターを大きく失望させる結果となったカイケだが、名門フラメンゴで活躍した実力は確かだったようだ。
11日に行われた全国選手権のアトレチコ・パラナエンセ戦で2ゴールを記録すると、
David Braz, Jean Mota, Kayke... gol! Santos 1x0 Palmeiraspic.twitter.com/aof6f4laax
— Goleada Info (@goleada_info) 2017年6月15日
14日のパウメイラス戦では、昨季の王者を破る決勝ゴールを決めたのだ。
サントス加入後は元ブラジル代表FWリカルド・オリヴェイラの存在もあり、あまり多くの出場機会を得られていなかったカイケ。しかし、そのオリヴェイラが負傷、さらに元C大阪指揮官レヴィル・クルピの就任が決まったこのタイミングで出番を与えられると、期待された以上の結果を残したのだ。
そのことに気分をよくしたカイケは、自身のTwitterで、
7 jogos como titular, 7 gols do nosso artilheiro! Agora, Kayke assume a artilharia do Santos na temporada ⚽️⚽️⚽️. Tem alguém feliz aí? pic.twitter.com/KMDNTkBJNW
— Kayke Moreno (@kaykemoreno27) 2017年6月15日
「(州選手権と合わせて)7試合に先発して7ゴールのカイケはチームの得点王だ!
サントスのサポーターだけでなく、フラメンゴ、ABC、デンマーク、日本…皆から愛情をもらっているよ!」
と、先発で起用されれば結果を残せると自信を誇示し、さらにこれまでプレーしたチームのすべてのファンに感謝を述べていた。
そして、この2試合3ゴールの活躍により、現地ではサントスが150万ドル(およそ1.65億円)でマリノスからカイケを買い取るのではないかと伝えられている。
日本では完全に失敗の烙印を押されてしまったカイケだが、やっぱり地力はすごかった?