昨季、G大阪へ移籍したアデミウソンの後釜として3年契約で横浜F・マリノスに加入したブラジル人FWカイケ。

しかし、複数の規律違反でクラブから処分を下されるなど23試合4得点と期待を裏切り、1月、放出される形でサントスに期限付き移籍した。

サポーターを大きく失望させる結果となったカイケだが、名門フラメンゴで活躍した実力は確かだったようだ。

11日に行われた全国選手権のアトレチコ・パラナエンセ戦で2ゴールを記録すると、

14日のパウメイラス戦では、昨季の王者を破る決勝ゴールを決めたのだ。

サントス加入後は元ブラジル代表FWリカルド・オリヴェイラの存在もあり、あまり多くの出場機会を得られていなかったカイケ。しかし、そのオリヴェイラが負傷、さらに元C大阪指揮官レヴィル・クルピの就任が決まったこのタイミングで出番を与えられると、期待された以上の結果を残したのだ。

そのことに気分をよくしたカイケは、自身のTwitterで、

「(州選手権と合わせて)7試合に先発して7ゴールのカイケはチームの得点王だ!

サントスのサポーターだけでなく、フラメンゴ、ABC、デンマーク、日本…皆から愛情をもらっているよ!」

と、先発で起用されれば結果を残せると自信を誇示し、さらにこれまでプレーしたチームのすべてのファンに感謝を述べていた。

そして、この2試合3ゴールの活躍により、現地ではサントスが150万ドル(およそ1.65億円)でマリノスからカイケを買い取るのではないかと伝えられている。

日本では完全に失敗の烙印を押されてしまったカイケだが、やっぱり地力はすごかった?

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