『Fantagazzetta』など各メディアは18日、「パルマのキャプテンを務めているアレッサンドロ・ルカレッリは、昇格をかけたプレーオフ決勝の前に素晴らしいスピーチをしていた」と報じた。
2015年に破産し、セリエDへの降格処分を受けたパルマ。2008年から所属していたDFアレッサンドロ・ルカレッリはそれでもチームに残り、キャプテンとしてクラブを支えてきた。
パルマは先日アレッサンドリアを2-0で下し、破産から2年でセリエBへの昇格を果たすことに成功。
来月で40歳になるルカレッリはその試合前、テレビカメラが入ったロッカールームでこのようなスピーチを行っていたという。
アレッサンドロ・ルカレッリ
「この写真の中には、我々の全てが入っている。
苦しみ、恐怖、汗、犠牲。それらの全ては、今日この試合を戦うためにあったんだ。
セリエBが目の前にある。これまで培ってきたものを、この90分で全て出し尽くせ。全てのエネルギーをだ。
今日全てを懸けろ。足が届かない場所には、魂を届かせるんだ!
なぜなら、我々はそこ(セリエB)に値するからだ。我々は素晴らしいグループだ。
ずっと○○(放送禁止用語)を食わされてきた。それはここに辿り着くためにあった。それらが完全に間違っていることを証明してやらなければならない。
あと、もうひとつ言わせてくれ。僕はもう一度このチャンスがあるかどうかわからないんだ。だから、僕に恩恵を与えてくれよ!セリエBに僕を連れて行ってくれ!
One for all, All for one!(1人はみんなのために、みんなは1人のために)」