『Sky Italia』や『Mediaset』など各メディアは18日、深夜に行われたミーノ・ライオラ代理人の記者会見のコメントを掲載した。
先日ミランとの契約を延長しないことを決断したジャンルイージ・ドンナルンマ。ユース出身の「神童」が18歳でチームを離れるという衝撃的な出来事だった。
メディアでは、その理由は「ミランがCL出場権を逃した際に退団を許可する条項を付属するかどうか」で揉めたからではないかと推測されていた。
ドンナルンマにはU-21欧州選手権で偽札が投げつけられており、クラブ本部にも彼を批判するバナーが掲示されている。また、家族や親類にも嫌がらせが相次いでいる状況にある。
様々な推測が飛び交う中、ドンナルンマの代理人を務めているミーノ・ライオラ氏は会見を開き、その内幕を説明した。
その内容はまさに衝撃的なもので、ミランがドンナルンマを「延長しなければ起用しない」と脅迫していたことは事実であると明かすものだった。なお、当然違法な交渉があったのであれば、法的措置をとって契約解除が可能になることも予想される。
ミーノ・ライオラ
「状況は非常に暴力的、そして敵対的なものとなっている。従って、そこから逃れる術はなかった。
我々は望まぬ決断をした。お金とは関係ない。我々は脅迫されたのだ。
ドンナルンマと家族は脅されている。これ以上プレーさせないというものと、殺害予告だ。
誰も、脅迫することで選手をキープすることは出来ないのだ。
今、ドンナルンマは1年間を棒に振るリスクを負っている。彼のクオリティはそんなことをさせないだろうが、今や物事はモラルハラスメントに近い」