『SBS』は21日、「シドニーFCのオーストラリア代表GKダニー・ヴコヴィッチは、ベルギーへの移籍が近づいている」と報じた。

今季シドニーFCのAリーグ完全制覇に貢献し、大きく評価を高めたダニー・ヴコヴィッチ。代表にも復帰し、現在はコンフェデレーションズカップに参加している。

息子のハーリーが重篤な病気に侵されていたためにメルボルンを離れるという厳しいスタートであったが、肝臓移植によってその問題も解決。最高のシーズンを送った。

しかし今回ヴコヴィッチはシドニーFCから退団することが決定。契約はまだ残っていたが、ベルギーのヘンクからオファーを受けたことで、欧州移籍を決断したのである。

まだ正式には決まってはいないが、32歳という年齢にしてベルギーリーグに挑戦するという道を選んだのだ。

ヴコヴィッチはこの移籍について以下のような声明を発表。多方面でサポートしてくれたシドニーFCとグラハム・アーノルド監督に感謝を伝えた。

ダニー・ヴコヴィッチ

「シドニーを離れるのはとても悲しい。しかし、この年齢でこんな信じられないチャンスが来た。それは、断ることが出来ないものなんだ。

予想もしていなかったことだよ。シドニーFC、その執行委員会、ディレクター、そしてグラハム・アーノルド監督、彼らの厚意と理解、移籍を認めてくれた支援に感謝したい。

今季成し遂げたことは本当に誇りに思っている。そして、シドニーFCに加入してからの一年は、キャリアで最高のシーズンだった。とても幸運だった。

僕、そして僕の家族にとっても、信じられないような12ヶ月だったよ。永遠に忘れないだろう」

また、セントラルコースト・マリナーズ、ベガルタ仙台、そしてシドニーFCで彼を呼び寄せた「師」のアーノルド監督は、彼の道を止めることは出来ないと宣言した。

グラハム・アーノルド

「ダニーは本当に素晴らしかった。選手としてだけでなく、人としてもどれだけ高く評価しているか。それは誰が見てもわかるだろう。

シドニーFCの誰もが、ダニーを手放したくないと思っている。彼を失うことを悲しんでいる。

しかし、これはオーストラリアのクラブが直面している試練のようなものだ。我々は彼の前に立ちはだかったりはしないさ」

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