『FOX』は29日、「インディアン・スーパーリーグの優勝クラブがAFCカップの予選に出場できる可能性が高まった」と報じた。

2013年に発足したインディアン・スーパーリーグは、今年バンガロールとジャムシェードプルの2チームを加え、さらに拡大した形で行われる。

これまで3ヶ月だったスケジュールは5ヶ月に拡張され、2018年に入っても試合が行われる予定となっている。

平均入場者数も2万人を超えており、現在アジアで最も観客数が多いコンペティションである。

しかしその一方で、インドにはこれまでのトップリーグであるI-Leagueが存在しており、そちらがFIFAおよびAFC公認の大会だ。

したがってインディアン・スーパーリーグはあくまでエキシビジョンマッチであり、各クラブはAFCの大会にも出場することは出来なかった。

だが、これが今回大きく変更になるようだ。

インドは数年前からこの両大会の統合を目指して動いているが、それは実現していない。先日は統合計画が発表されたが、強制降格になると発表された王者アイザウルFCが抗議を行うなどまとまらず、最終的には形にならなかった。

しかしAFCは今回両リーグの統一までの一時的解決策として、両大会を公認するという異例の措置を下す予定であるとのことだ。

これによってI-leagueの優勝者がAFCチャンピオンズリーグ予選に、インディアン・スーパーリーグの優勝者がAFCカップに出場するという権利の配分になるそうだ。

通常、FIFAやAFCなどに公認されるのは「1協会に1リーグ」のみである。

かつてリーグが分裂した形で運営されていた国は存在した。しかしインドネシアは先日そのためにFIFAから一時的な活動停止処分を受け、国際試合が不可能になるなどの弊害もあった。

しかしインドでは「敵対的な分裂」ではないという点を考慮して、2つのリーグを認めるという超法規的措置に出たのではないかと思われる。

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