身長168cmと小柄ながら、粘り強い守備で存在感を見せているサガン鳥栖DF吉田豊。
とにかく球際が激しく、必死にボールに食らいつく姿は見ている人の胸を打つほどだ。
そんな吉田は先週末に行われたヴァンフォーレ甲府戦にキャプテンとして先発出場。40分、相手のコーナーキックの場面で見せたディフェンスが“らしさ”溢れるプレーだった(カバー画像は別選手)。
ショートコーナーを受けたドゥドゥに対して激しいプレッシングをかけ、あっさりとボールを奪った吉田。
しかし一度はパスミスで甲府にボールを渡してしまうのだが、今度は深いタックルと上手い体の入れ方で相手にボールを譲らなかった。
こうしたアグレッシブなディフェンスこそ吉田の特徴であり、きっとこうしたプレーがチームメイトを鼓舞するはずだ。吉田にとって甲府はプロデビューを飾った古巣であり、特別なモチベーションがあったのかもしれない。
試合後、吉田は鎌田大地とビクトル・イバルボという二人の主力が抜けたことについて「大地がいなくて、多少やり方や特徴は変わるけれど、サッカーの方向性は毎週、きっちり落とし込んで試合に臨んでいるので、そんなに気にしていないというか大きな影響が出るということはなかったと思う」と話している。