『Sky Sports』など各メディアは7日、「ブラッドリー・ロウェリーくんが6歳で死去した」と報じた。
ブラッドリー・ロウェリーは昨季のプレミアリーグ、サンダーランド対エヴァートンの試合で大きな話題を集めた少年。
キックオフ前、彼のアイドルであるジャーメイン・デフォーと共にピッチに入り、会場に紹介された。
珍しい小児癌の一種である神経芽細胞腫に侵されており、わずか18ヶ月であった2013年1月から闘病生活を続けてきた。
試合後には対戦相手であったエヴァートンが20万ポンド(およそ2900万円)もの寄付を行い、アメリカでの治療を行うための資金を援助している。
集められた70万ポンド(およそ1億円)で先進的な抗体療法を受けることになったブラッドリーであるが、すでにその際には病状が末期に達していたという。
そして彼は故郷のニューカッスルに戻って緩和ケアを受けていたが、6月末に容態が悪化。6日に息を引き取ることになったとのことだ。
容態悪化の報を受けたデフォーは、先日の記者会見で「彼はいつも心の中にある」と話し、涙を流している。