Jリーグで低迷する大宮アルディージャが、ポルトガルリーグから補強を行う可能性が高いと報じられている。
それがモレイレンセに所属しているブラジル人MFカウエだ。
彼の代理人はFootinvestが務めており、ベガルタ仙台のクリスランが先日まで契約していたところだ。主にポルトガルで活動しているマネージメント会社である。
Cauê Cecilio da Silva (Kayseripor) pic.twitter.com/IA8DdxkPfC
— Tribun Dergi (@tribundergi) 2014年1月27日
カウエは1989年生まれの28歳。国内ではあまり実績を持たないが、2010年にレイションエスと契約してポルトガルに渡った選手だ。
そこからはポルトガルリーグに入ったブラジル人らしいキャリアを歩み、ルーマニアのヴァスルイ、アゼルバイジャンのネフチ・バクー、イスラエルのハポエル・テル・アヴィヴでプレーしている。
昨季はモレイレンセで33試合に出場するなどレギュラーとして起用され、ターサ・デ・リーガ(リーグカップ)のファイナルではPKで決勝点も決めている。
彼の強みはなんといっても優れた身体的能力と技術の融合である。
180cm中盤という大柄な体格を持ちながら、フィジカルの強さとスピードを兼ね備え、さらにボール扱いもうまく、いいパスも出せる。幅広い動きから攻守に貢献するオールラウンダーだ。
しかし、そんな選手でありながらモレイレンセにとどまっている理由は、時に見せる不安定さが原因だ。
パワフルであるが時に腰高になってしまうことがあり、さらにビジョンがポジティブすぎるが故に軽率なミスも多くなるタイプの選手である。上記のPKも彼らしく豪快そのもの。
いいところを生かしてやることが出来れば素晴らしい選手だ。ハイライト動画を見ればそれがよく分かるだろう。
ただ、大宮は今何もやらなければ降格してしまう状況。これくらいのギャンブルを打つ必要はあるはずだ。当たれば大きいだろう。