「AON TOUR 2017」と題したプレシーズンマッチの一環として、現在アメリカを訪れているマンチェスター・ユナイテッド。

21日には、英国外で初となるマンチェスター・ダービーが行われ、ロメル・ルカクとマーカス・ラッシュフォードの得点で勝利した。

そのマンチェスター・ダービーと同日に、2017-18シーズンに向けた新しいサードユニフォームを発表。一般公募からデザインを選定する“adidas Football Creator Studio”の一環として、このデザインが採用された。

Manchester United 2017-18 adidas Third

新しいサードユニフォームの色にはグレーを採用。フィールドプレーヤー用のユニフォームにグレーが使われるのは、胸スポンサーが「SHARP VIEWCAM」だった、1995-96シーズンのアウェイユニフォーム以来となる。

95-96アウェイユニといえば、「グレーは味方を認識しづらく、ミスの原因になる」と、当時のサー・アレックス・ファーガソン監督が忌み嫌った色でもある(故にほとんど使われなかった)。

そして目を奪われるのが、“United Trinity”ブロンズ像のグラフィックプリント。サー・ボビー・チャールトン、デニス・ロー、ジョージ・ベストの3人を身にまとっては、ヘタな試合はできそうにない。

首周りはリブ素材のクルーネックで、すっきりとした印象。袖口には差し色で濃いグレーを配した。

パンツはホワイトを採用。これにより、悪評だった95-96アウェイユニの“3点全身グレー”を、一応は避けた格好となった。ソックスにはデビルのグラフィックプリントが入っている。

グラフィックプリントされた、オールド・トラッフォード敷地内に設置されているブロンズ像。サー・ボビー・チャールトン、デニス・ロー、ジョージ・ベストの3人が揃った試合は、抜群の破壊力を誇った。

同じくグレーだった95-96アウェイユニ着用の試合では、じつは1勝も出来なかったという。22年ぶりに復活したグレーはやや明るめの色だが、どのような結果になるだろうか。

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