バルセロナFWルイス・スアレスやレアル・マドリーFWギャレス・ベイルの足元を支える『Trusox』というアイテムをご存知だろうか。

スパイクの中で足が安定するのを助け、摩擦力を向上させて加速力を高めるとされているソックスだ。

特徴は生地の外側と内側に付けられたパッチ。これによって、ソックスの中での足を、スパイクの中でのソックスを安定させ、着用者がエネルギーをロスすることなく、最適なパワーを発揮することを助ける。

サッカー選手のみならずMLBにも愛用者がいるが、このソックスを履いたことで罰金を科された選手がいた。小林大悟も所属するMLSニューイングランド・レヴォリューションのシエラレオネ人FWケイ・カマラだ。

この件について、『USA Today』が事の顛末を伝えている。

『Trusox』はアメリカ代表マイケル・ブラッドリーやジョジー・アルティドールなどMLS選手にも愛好者が多い。そんななか、ケイ・カマラはMLSから1,250ドル(13.8万円)の罰金を科されたのだ。

MLSはリーグ全体として『adidas』と巨額の契約を結んでおり、同社が全チームのユニフォームを手掛けている。つまり、『Trusox』の使用はMLSにおけるadidasのユニフォームポリシーに違反しているということのようだ。

『Trusox』を履く場合、チームのソックスを足首の部分で切って、『Trusox』との接合部分をテープで止めるという使い方が多い。下記画像はスアレスのもの。

ケイ・カマラは公式な手段でこの罰金処分に異議を唱えようとしたが、選手会やMLSに対して埒が明かなかったことから、Twitter上で訴えることにしたという。ブラッドリーやアルティドールも今季の試合で履いており、罰則に一貫性が欠けていると。

ただ、MLSからのユニフォームに関する罰金処分は公にされない。そのため、ブラッドリーは罰金を払いつつ使用している可能性もあるとか。

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