J1のサマーブレイク期間も関係なく行われているJ2。

先週末に行われた第24節では、うっとりするようなパスワークから美しいゴールが決まっている。

こちらは、NDソフトスタジアム山形で行われたモンテディオ山形対湘南ベルマーレ戦。

1-0とリードし迎えた74分、後方からのキックを阪野豊史が頭で落とすと、ここから“ショー”がスタート!中村駿、鈴木雄斗がワンタッチでボールを回すと、佐藤優平のふわりとしたパスに再び阪野が反応する。

一度は頭でコントロールすると、体を捻りながら豪快なボレーシュートを突き刺した。

阪野のフィニッシュも見事だが、ゴールに至るまでの一連のパスワークも素晴らしかった。時間と空間を効果的に使って相手の組織を打開してみせた。

この日2ゴールの活躍を見せた阪野は試合後、「ここ最近連敗していて、苦しい時間が続きましたけど、今日は後ろもしっかり粘ってくれて、その中で自分も結果が出たので、良かったと思います」とコメント。

また、バルセロナを感じさせる美しいパス回しから奪った得点については「頭にボールが来ちゃったので、ちょっとコントロールが難しかったですけど、なんとか自分のシュートを打てる範囲にボールを置けて、あとはイメージで打ちました」と振り返っている。

一時は順位を5位にまで上げながらも4連敗で調子を落としていた山形。およそ1ヵ月ぶりとなる勝利をあげている。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介