日本代表MF本田圭佑が移籍したメキシコリーグ。新シーズンからサポーターが差別的な野次を飛ばした場合、レフェリーが試合を中止することができるという新ルールが導入された。
問題視されているのは、相手GKがゴールキックを蹴る際に浴びせる「Puto」という掛け声。これは男娼などの意味を持つスラングの一種。メキシコではお馴染みの光景でもあるのだが、差別的だという批判がありリーグは撲滅に乗り出した。
そんななか、「Puto」という掛け声によって、メキシコ代表チームにFIFAから罰金が科されたようだ。『mediotiempo』が伝えている。
問題となったのは、今年6月にエスタディオ・アステカに行われたホンジュラス&アメリカ戦の2連戦。この試合でサポーターが同性愛嫌悪の歌を歌ったとして、FIFAはメキシコサッカー連盟に対して2万スイスフラン(230.3万円)を科したとのこと。
FIFAからメキシコサッカー連盟へ最初の罰金を科されたのは2015年11月。それ以降、10度目も罰金処分が下っているそうで、その合計額は14万スイスフラン(1612.7万円)にもなるそう。こういったこともあり、国内リーグでも「Puto」撲滅に乗り出したのかもしれない。