一時の「爆買い」から一転、外国人選手の獲得に100パーセントの税金が課せられたことでトーンダウンしている中国サッカー界。
そんななか、フッキやオスカルが所属する上海上港のテクニカル・ディレクターが、中国における選手獲得について語った。『ESPN』によれば、コメントしたのは34歳のマッズ・ダヴィトセン氏だそう。
マッズ・ダヴィトセン(上海上港TD)
「ヨーロッパにいる選手たちは中国に行くタイミングについて自由に決めることができると信じている。そういう思い違いには本当に腹が立つね。
3,4年前はそんな状況だったが、そういう時代は終わったんだ。
もし、2,3年前に(バイエルンMFフランク・)リベリに中国からのオファーがあったら、それは彼にとってチャンスだった。
だが、上海上港のように野心のある中国のチームは、今の彼やロッベンとは契約しないだろうね。
なぜ中国のクラブが33,34歳の選手と契約しなければならないんだい?27歳のスターであるアクセル・ヴィツェルやアレックス・テイシェイラ、25歳のオスカルを獲得できるのに。
リベリとロッベンはチャンスを逃したんだ、もし彼らが中国でプレーしたがっていたのならね。
我々はもはやそのような選手を欲していない。我々にはオスカル、フッキ、ラベッシ(河北華夏幸福)、ヴィツェル(天津権健)というトッププレーヤーがいる。
ヨーロッパの人間は中国では3人しか外国人選手を起用できないことを忘れている。
そのことは我々がこれ以上に高価なスター選手とは契約しないだろうことを意味している。
ブンデスリーガは最高の選手たちが中国に移籍してしまうと心配する必要はないのだ」