カルロス・テベスを破格の待遇で獲得して話題になった中国の上海申花。

そのなかで、去就が不透明になっているのが、セネガル人FWデンバ・バだ。彼は1月に上海申花から古巣でもあるベシクタシュにローンで放出された。

だが、トルコリーグ優勝を果たしたチームにあって、わずか2試合の出場に留まった。そんなデンバ・バと上海申花の契約は2018年まであるのだが、驚きの案が浮上しているようだ。『O Jogo』が伝えている。

それによれば、デンバ・バはポルトガルのアヴェスに加わる可能性があるという。来季1部リーグに昇格するアヴェスだが、規模的にはポルトガルでも小さいクラブだ。

そんな小クラブに(かつての)ビッグネームが加入するのはなぜなのか…。

どうやら上海申花側はデンバ・バの高額な給与を全額負担する代わりに、若い中国人選手たちがプレーするためのアカデミーをポルトガル(アヴェス)に作りたいという目論みがあるようだ。

資金力を背景に欧州サッカー界で影響力を強めている中国。スペインの名門バレンシアのカンテラにも中国人選手のためのカテゴリーを作ったことがあった。今回もそういったことを狙う動きなのだろうか。

ただ、デンバ・バが小クラブでプレーする意思があるかは不明で、同紙でもその説得が最も難しいタスクだとも…。

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