ユヴェントスへの移籍が決定したフランス代表ブレーズ・マテュイディ。

PSGのリーグアン4連覇に大きく貢献し、2011-12シーズン以降最もタックルを成功させてきた実力派のMFはイタリアに新天地を求めた。

今やマテュイディは、世界でも指折りのセントラルミッドフィールダーだ。

無尽蔵のスタミナでピッチを駆け回り、ボール奪取だけでなく隙があればボールを持ち運び、チャンスメイクも可能である。まさに「Box to Box」と呼ぶに相応しい万能型MFだ。

そんなマテュイディはこれまで一貫してリーグアンでプレーしてきたのだが、実はあの日本人選手と一緒のチームでプレーしていた。

その人物とは、松井大輔である。

ユース時代を過ごしたトロワでプロデビューを飾ったマテュイディ。

2部時代であった初年度こそ出場2試合とプレー機会は限られていたが、翌シーズンから主力選手となり、2007年にサンテティエンヌへと移籍する。

その2シーズン目となる2008-09シーズン、ル・マンからやって来たのが松井大輔だ。

両者が一緒にプレーしたのはわずかに1シーズンのみであったが、この時リーグ戦でマテュイディは27試合、松井は22試合に出場。

マテュイディがレギュラーであったのに対し松井は途中出場が多かったのだが、第5節のカーン戦では揃って先発出場している(マテュイディの写真は2009-10シーズンのもの)。

ちなみに、この時のサンテティエンヌにはFWバフェタンビ・ゴミス(現ガラタサライ)やMFディミトリ・パイェット(現マルセイユ)らもおり、なかなか豪華なメンバーが揃っていたといえる。

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