さすらいのフットボーラー、能登正人(のとまさひと)が日本に帰ってきた。
帰ってきたと言っても、「束の間の休息」との表現が適切だろうか。
インドネシアのクラブ、ペルシバ・バリクパパンを退団し、痛めた腰痛の治療に専念するための帰国だからだ。
彼は、セレッソ大阪ジュニアユースを経て、高校卒業後に単身で渡欧。スペイン、ドイツ、タイ、日本、ラオス、インドネシアと、これまで様々な国でプレーしてきた。
ある意味、今の日本代表メンバーですら経験できない世界を肌で感じてきた男だ。
現在27歳。
未来像も考え始めるこのタイミングで、ロングインタビューを敢行した。