先日、現役からの引退を発表した元イングランド代表FWリッキー・ランバート。
下部リーグから這い上がった苦労人で、30代にして代表デビューとリヴァプール移籍を果たした。彼にとってレッズは生まれ故郷の愛するクラブ。だが、心中ではある思いを抱いていたようだ。
『Daily Mail』のロングインタビューで、あることを明かした。
リッキー・ランバート
「給料はよくなっていたけれど、自分は金のためにフットボールをやり始めたことは決してない。
リヴァプール行きを決めた時、トップチームでのレギュラーの地位を犠牲にした。
そして、その時から(フットボールへの?)愛が冷め始めた。
ベンチに座ることを決して受け入れるべきではなかったね。
(当時の監督)ブレンダン・ロジャーズからスアレスとスターリッジのバックアップになるだろうと明言されていたとしても」
「自分には最高の選手たちと同じような速さや巧さはなかった。
でも、実際のプレーとなると、自分は最高なんだと自分自身を説得することができたんだ。
だが、イングランド代表に入った時には、ここにいれてラッキーだと感じた。リヴァプールでもね。
いま振り返ってみると、選手としてメンタリティをいくらか失っていたね」
リヴァプール入りという夢を果たしたが、出場機会が減ったこともあり、それまでのような情熱やメンタリティを失ってしまっていたようだ。