先日28年ぶりにワールドカップ出場を決めたエジプトの歓喜ぶりをお届けしたが、コスタリカを破り初出場を決めた中米・パナマの熱狂もすごかった。
先月の時点で出場権を得られる3位に位置していたものの、6日に行われたアメリカとの大一番で0-4と大敗し大陸間プレーオフ圏内の4位に転落したパナマ。3位に浮上したアメリカは最終節の相手が最下位トリニダード・トバゴだったことから、逆転は難しいかと思われた。
さらにこの試合では前半、コスタリカに先制を許す厳しい展開に。その後、“疑惑”のゴールによって追い付いたが、勝点で並ぶ5位ホンジュラスがメキシコを逆転したとの情報が届き、そのままいけば5位に転落し予選敗退が決まるところだった。
しかし、88分に奇跡が起きた!
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— SomosLaSele (@SomosLaSele) 2017年10月11日
ロングボールのこぼれ球を、最前線へ上がっていたDFロマン・トーレスが右足で押し込み逆転に成功したのだ!
しかも他会場でアメリカはトリニダード・トバゴにまさかのビハインド。敗退の危機から一転、悲願のワールドカップ初出場が目前へと迫った。
そんな奇跡的な展開に、解説は我を忘れて「ゴール」を連呼!実況にいたっては途中で泣き始めてしまった。
この10年、ゴールドカップで2度準優勝するなど結果を残してきたパナマだが、ここ一番に滅法弱く、前回予選は最終節の後半ATに2発を被弾してワールドカップ行きを逃していた。
その時の相手がアメリカだったのだが、今回はこの奇跡的な逆転劇によって逆に北の大国を敗退に追いやることとなった。