シェイ・ギヴン
「ニューカッスルは私を残すために何もしなかった。こちらはキャリア全てを捧げる覚悟だったし、自分は全盛期だった。プレミアを優勝できるクラブも欲しがっていたわけだ。
しかし、ニューカッスルはタイトルを狙うような素振りも見せなかった。最も忠実な選手を保つことを考えていたか?一言で言えば、NOだ。
彼らは『移籍要求の書面にサインしなければ、退団は認めない』と言った。
それにサインすることは、移籍金の10%が彼らに渡ることを意味した。600~800万ポンド(およそ8.3~11億円)だったから、少なくとも60万ポンド(およそ8276万円)がそうなる。
10年以上クラブに忠誠を尽くしてきた選手より、60万ポンドを手にしたかった。そういうことだ。
ニューカッスルは私よりも移籍金に興味を持っていた。彼らが私を行かせた。ジェームズ・ミルナーも行かせた。
クラブの経済状態がピッチ上よりも重要だったのだと語っている。それが私を悲しませている。今もなお」
「私を本当に苛つかせたのは、『シェイ・ギヴンが移籍を要求した』と発表されたことだ。
『シェイ・ギヴンが移籍を要求し、取引を強制したので、残念ながら彼をキープすることができなかった』
ジョー・キニア監督も記者会見で言った。
『我々は彼をニューカッスルに残すために尽力し、長い契約を提供した。長い間このクラブにいて、偉大な選手だった。しかし、彼は適切なタイミングだと感じたのだ。実際には、我々は渋々彼が行動を起こすことを許すほかない状況であった』
おいおいちょっと待てよと。
その裏にはクラブのクソみたいな政治があった。私が出ていってからも、何も良くなっていなかった。
『我々はシェイ・ギヴンの貢献に感謝する』とだけ言ってくれれば、それで十分だったのに」
シェイ・ギヴン、古巣ニューカッスルへの強烈な怒りをぶちまける
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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