『Mirror』は18日、「マンチェスターの草の根サッカーで新ルールが試行されている」と報じた。
このところ目覚ましい発展を遂げているイングランドのユース年代育成。トゥーロンやU-20ワールドカップなどで結果を残しており、投資の成果が生まれている。
そして今回、さらにジュニアの年代での育成を改善させるため、FAはマンチェスターで新しいルールを試行しているという。
その内容の一部がこちら。
・サイレント・サイドライン・ルール
観客は両チームに拍手を行うことは勧められるが、叫んだり呼びかけたりしてはいけない。
・スライドタックル・ルール
メディカル面の勧めから、スライドタックル(スライディング)は許されない。すべての事象においてフリーキックが与えられる。
・ブルーカード・ルール
ブルーカードは危険なプレーにおいて2分間の退場を命じるものである。9vs9では5分間。
・リトリート・ライン・ルール
ゴールキーパーがボールを所持している場合、相手チームは自陣に帰らなければならない。キーパーは味方選手にボールを渡さなければならない。
・パスバック・ルール
ゴールキーパーは足元のプレーの練習をしなければならない。ゴールキーパーはバックパスのボールを手で持つことはできない。
・ノー・インストラクションズ・ルール
監督は選手たちに考えさせる質問をしてもよい。しかし、試合中に指示を叫んではいけない。
・イコール・プレイングタイム・ルール
チームのすべての選手が、均等にプレータイムを得なければならない。少なくとも各大会において50%を得なければならない。
・オール・ポジションズ・ルール
すべての選手は、ゴールキーパーも含めてレギュラーでプレーする経験を得なければならない。
・ミックスド・チーム・ルール
競争を最大限に高めるため、クラブは同じだけの能力を持つ2つのチームを育成しなければならない。AとBというようなチーム間での格差をつけてはいけない。
・パワープレー・ルール
どちらかのチームが4点リードした場合、4点差をつけられたチームはピッチにもう一人加えることが出来る。得失点差が3になるまでは継続される。
・イコール・ナンバーズ・ルール
その大会におけるメンバー数を満たせなかったチームがあった場合、他のチームはサブやベンチ外の選手を貸さなければならない。
これが正しいものであるかどうかはともかく、新しいものを考えて試行してみるスピードはさすが欧州といったところ。
どのような結果と評価をもたらすのだろうか?FAも注目しているはずだ。