J1で上位につけ、好調を維持するセレッソ大阪。
JリーグYBCルヴァンカップで決勝に進むだけでなく、天皇杯でもベスト4に入っており、初のメジャータイトル獲得が近付いている。
そんなセレッソ大阪のキャプテンと言えば、柿谷曜一朗。
先週末に行われた大宮アルディージャ戦では、“らしさ”を感じさせるトリッキーなプレーを見せた(00:25から)。
0-0で迎えた4分、水沼宏太から縦パスが入ると、柿谷がこれに上手く反応。
すると柿谷はこれを左足のヒールで背後へと落とし、後ろから上がってきた松田陸へとパス!
意表を突く柿谷のプレーに大宮の選手たちは対応することができず、C大阪に決定機を許したのだった。
なんとも柿谷らしいイマジネーションあるプレーである。
この日のキンチョウスタジアムのピッチは雨をたっぷり含んでおりコントロールが難しかったはずなのだが、寸分の狂いもなく、オーバーラップしてきた松田の足もとにボールを送った。
今季はゴール数がやや少なかった柿谷だが、この日の試合では55分に得点をあげ、今季のゴール数は「6」に。J1での全31試合出場は、杉本健勇や山口蛍、マテイ・ヨニッチらと並びチーム最多である。
柿谷は試合後、難しいピッチコンディションであったことについて「僕ら前の選手というよりは、後ろの選手が特に慌てずできていたので、そこは評価されるべきだと思います」と話している。
なお、試合は2-1でC大阪が勝利。J1での順位を3位にまで上げている。