『Sunday Times』は11日、「チェルシーは、リールのスポーツディレクターを務めているルイス・カンポス氏の引き抜きを狙う」と報じた。
先日2011年からテクニカルディレクターを務めてきたマイケル・エメナロ氏が辞任することになったチェルシー。
その後任として考えられている人物としてジャンフランコ・ゾラやフランク・ランパードなどクラブOB、そしてアンドレア・ピルロらが取り沙汰されてきた。
しかし今回の報道によれば、欧州でも屈指のスカウトと言われるルイス・カンポス氏を引き抜くことを考えているという。
ルイス・カンポス氏はポルトガル生まれの53歳。選手としての経験はないものの、ポルト大学でスポーツ学を修めた後に指導者となった人物だ。
1990年に26歳でウニオン・レイリアのアシスタントコーチとなり、その後監督に昇格。ポルトガルの多くのクラブを指揮した。
その後、ポルトガル語、スペイン語、フランス語を操る言語力とスカウティング能力を買われ、2012年にはジョゼ・モウリーニョに呼ばれてレアル・マドリーのスカウトに就任。
2013年からはモナコでテクニカルディレクターを務め、キリアン・エンバッペ、トマ・レマール、アントニ・マルシャル、バンジャマン・メンディ、ティエムエ・バカヨコ、ファビーニョなど多くの若手を発掘した。
昨年からはリールでスポーツディレクターを務めているが、チェルシーは彼をチームに引き入れたいとアプローチしているとのことだ。