日本代表は現在、ブラジル代表とネイマールに最も「カモにされる国」だ。
日本とブラジルはこの5年間で4回対戦しているが、0勝4敗2得点18失点(通算は0勝2分10敗)。どこの国ともそれなりに渡り合えるようになった昨今において、他と比較できないほど散々な成績である。
なかでもエースのネイマールには代表通算53得点中8ゴール(PK2つ)も決められている。これは2位アメリカ(4失点)の倍を行く数字である。
なぜ、日本はブラジルに全く歯が立たないのだろうか。なぜ、ネイマールにこれほど決められてしまうのだろうか。
暴論をいえば「5年に4度もブラジル代表と試合を組んだ、日本サッカー協会のマッチメイク能力が高すぎる!」となるが、それは冗談だ。
私は「2つのアナーキー」にその原因があると考えている。