エルダル・ハサノヴィッチ

Eldar Hasanović
国籍:ボスニア・ヘルツェゴビナ
ポジション:MF
年齢:27歳
所属:大連超越 (CHN)

中国2部で活躍するボスニアン・タワー。189cmと長身だがいわゆる“ガチムチ”系ではなく、司令塔タイプ。中盤の底に位置し、正確なパスを左右・上下に散らしながら攻撃を組み立てていく。懐深いキープでタメも作れ、機を見て前線にも積極的に顔を出しゴールを狙う。

プロデビューからボスニアのクラブで活躍していたが、2015-16シーズンにイスラエル・プレミアリーグのブネイ・サフニンFCへ移籍。その後ボスニアとイスラエルのクラブを行き来し、2017年にボスニア・ヘルツェゴビナ人コーチ、ゼラルド・ムハレモヴィッチ氏(47)のコネクションで中国2部リーグの大連超越へ加入。攻守の要として活躍してきた。A代表歴はないが過去にU-21ボスニア・ヘルツェゴビナ代表に選出された経歴を持つ。

大連超越は今シーズン、中国2部リーグを残留圏ギリギリの14位でフィニッシュ。今年いっぱいで契約が切れるハサノヴィッチの去就は未だ不透明な状況だ。チーム戦術に溶け込められるかがカギだが、仮に放出となればJクラブが獲得に乗り出してもおかしくはないだろう。ボール奪取に優れた選手と組み合わせれば大化けの可能性も…。

【Jに来るかも知れない度】★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★★

<もう一言>欧州からは今オフも何人か選手がJへやって来ることが予想される。これまではセルビアやスロベニアを始めとした旧ユーゴルートが主だったが、近年はポーランドやスペインなど欧州各国から選手が集まってくるようになった。また夏にアジア方面への移籍を画策した元U-21ドイツ代表FWリヒャルト・スクタ=パス(27、SVザントハウゼン)、かつてマンチェスター・ユナイテッドでプレーした元イタリアU-21代表FWフェデリコ・マケダ(26、ノヴァーラ・カルチョ)ら“かつての有望株”も狙い目といえるだろう。

キム・ドンジュン

Kim Dong-jun / 김동준
国籍:韓国
ポジション:GK
年齢:22歳
所属:城南FC (KOR)

189cmの長身を生かしたシュートストップが魅力の若手実力派GK。韓国代表の常連となりつつあり、2部のクラブに在籍していながら「KリーグNo.1 GK」の呼び声高い注目株だ。

まさかの2部降格の憂き目に遭った昨シーズン、キムの元には多くのオファーが殺到した。だが下部組織育ちの彼はチームへの愛着から残留を表明。引き続き城南の正GKとしてKリーグ2部の舞台でゴールを守っていた。夏の移籍市場が活発になる直前の6月には韓国メディアにて「Jリーグの3~4クラブがキム獲得に動いている」と報じられたものの、結局彼は動かず。ガンバ大阪へ移籍した同僚の韓国代表FWファン・ウィジョ(25)とは対照的な行動をとった。

城南FCはリーグ戦を4位で終え、昇格プレーオフでも敗れ2部残留が決定。キムは昨シーズンに続いて多くのクラブから興味を示されることになるだろう。その中でも韓国人GK獲得に熱心なJリーグへの移籍は極めて現実的な選択となるのではないか。A代表メンバーから漏れることが多くなった現在の状況も考慮すると、そろそろ移籍の決断をすべき時期に差しかかっているといえる。

【Jに来るかも知れない度】★★★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★★★

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