『L’Équipe』は29日、トリノの監督を務めているシニシャ・ミハイロヴィッチ氏のインタビューを掲載した。

ディフェンダーながらフリーキックのスペシャリストとしても知られたミハイロヴィッチ氏。

サンプドリア戦ではセットプレーだけでハットトリックを決めるという伝説的なプレーも実現させた。

彼は「自分にとってはそれこそがサッカーだった」と話し、フリーキックについて以下のように語ったという。

シニシャ・ミハイロヴィッチ

「私は子供の頃からフリーキックを蹴ってきた。父親がきっかけを与えてくれたんだ。

家族の家には鉄の門があってね。毎朝7時に起きて、一日中ボールを蹴っていた。門に当たって大きな音がする。『決めた!』と叫ぶ。

壁に当たっても、何度も何度も蹴っていた。毎日ね。2~3ヶ月経って、父は鉄の門を変えなければならなかった。完全に壊れたからね。

隣人も怒っていたよ。全然寝られないじゃねえか!とね」

【次ページ】「ボールの下を愛撫する。射精のような感覚だ」