『Sunday World』は1日、「元南アフリカ代表MFテコ・モディセは、高級車を買ったことを後悔したと明かした」と報じた。
テコ・モディセは1982年生まれの34歳。2007年から南アフリカ代表として活躍し、「点が取れる司令塔」として知られた選手だ。
地元開催となった2010年ワールドカップではチームの中心として活躍を見せ、多くのクラブから関心を寄せられた。
しかしその後海外への移籍に失敗し、クラブとの関係が悪化。練習をボイコットしたことで出場機会を失ってしまった。
彼はその後マメロディ・サンダウンズに移籍して復活を見せるのだが、その間には彼が買った高級車を巡って大きな問題があったという。
今回出版された『The Curse of Teko Modise』という自叙伝において、その内容が明かされた。
テコ・モディセ
「僕はアストンマーチンをローンで買った。これは悪い選択だった。1ヶ月に2万2000ランド(およそ18万円)を支払っていた。
ワールドカップが終わった後、何をしたいか見失っていた。そして、アストンマーチンを買った。友人はそれに賛成した。
アストンマーチンが売れているという広告があって、僕はそれを買いに行った」
『The Curse of Teko Modise』より
「テコはアストンマーチンを運転してオーランド・パイレーツの練習場に行くことで、問題を大きくした。
彼とクラブの関係はすでに難しくなっていた。フロントに呼び出されるまで、それほど時間はかからなかった。
『君がその車で練習に来ることで、モディセにあまりに多くの給与を払っている…と他の選手は思うだろう。そのうち、彼らが高い給料を要求する』
彼はその命令に反してアストンマーチンで練習に行き、別メニューを与えられ、あまりフィットしなくなり、やる気もなくなった。
午前中に練習をし、ゴールポストの後ろを走り回り、家に帰る途中で酒を買い、ガレージで飲む。毎日がそのようなものだった」
なお、モディセはその後マメロディ・サンダウンズに移籍し、クラブドクターの助言によって家と車を質素なものとしたことで選手として復活したとのことだ。