シャペコエンセの選手・関係者など71人が死亡した、2016年11月28日の『ラミア航空2933便墜落事故』から1年。
かつて同様に『スペルガの悲劇』と呼ばれる飛行機墜落事故で選手・スタッフを失ったトリノが、2日のアタランタ戦で1年前の犠牲者を悼み、特別なグリーンの“トリビュート・ユニフォーム”を着用した。
このユニフォームは1,500着限定で販売され、収益金の一部は犠牲者の遺族へ寄付される。
Torino 2017-18 Kappa Chapecoense Tribute Kit
ダークグリーンをメインに、トーロ(雄牛)”の大きな透かしプリントや、各部の差し色にライトグリーンを配したカラーリング。
このカラーは犠牲となった選手たちにとっての最後の試合、コパ・スダメリカーナ2016・準決勝2ndレグのサン・ロレンソ戦で着用したサードユニフォームにインスパイアされたと思われる。
悲劇の5日前にシャペコエンセが着用した2016-17サードユニフォーム。クラブカラーのグリーンは、ホームタウンであるシャペコの旗や紋章に使われている。
トリビュート・ユニフォームの首元には"UNITI DAL DESTINO" (運命で結ばれている)をプリント。そして通常はチーム名をプリントする背面の首元には、シャペコエンセを応援するハッシュタグ“#FORÇACHAPE”をプリントしている。
ホームで行われた2日のアタランタ戦での集合写真。ゴールキーパーがホームゲームで“ホームユニフォーム着用”という、レアなケースとなった。
試合は1-1の引分けに終わり、この日は無得点のアンドレア・ベロッティ。スポンサーロゴはライトグリーンで統一。パンツとソックスもシャツのカラーに合わせた。
収益金の一部が遺族に寄付される1,500着限定販売のユニフォームは、クラブのオンラインストア「Granata Store」で購入が可能だ(※ただしS,XXLの2サイズは既に売切れとなっている)。