相樂 亨(サッカー審判員)

(もし教えるとしたらどうやって教えるんですか?)

「どっちも見ない。

どっちかに焦点を合わせるとどっちも見えなくなるので、引きで見て焦点をボカして全体をボーっと見ます。

焦点を合わせない。それが私の表現っていうか。焦点は合わないですけど、全体は見えます。

ちゃんと見ろって言われてるのに、見ないっていう努力するところが難しいです」

パスの出し手、受け手、最終ラインなどいろんな部分を見ておかなければいけない副審だが、相樂氏は意外にもボールと人の両方を見ていないのだそうだ。

どちらかを見ると両方を見ることはできなくなるそうで、引きの目線で焦点をあえてボカすことで全体を見るようにしているという。なんという技術…。

また、同氏はFWの出身ということで、受け手であるFWの気持ちになりながらパスが出るタイミングを予想し準備しているという。

しかし、これはあくまで相樂氏流のやり方であり、全ての副審がこうしたタイプではないそうだ。

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