『La Stampa』は13日、「ACミランの買収取引が、マネーロンダリングの疑いで調査を受けている」と報じた。
昨年4月、シルヴィオ・ベルルスコーニ氏からリー・ヨンホン氏に経営権が移ったミラン。
クラブは大きな負債を抱えていたことから、取引では7億2000万ユーロ(およそ967億円)という額が動いた。
しかし当該の記事によれば、この取引には違法行為があったのではないかという疑いがかかっているという。
負債などを除き、クラブ自体は3億ユーロ(およそ402.9億円)ほどで売却された。
しかし、この額自体が「実際の価値以上になっている」可能性があり、資金洗浄に使われた恐れがあると考えられたというのだ。
このところ経営危機が伝えられるミラン、政界に戻ったベルルスコーニ氏の両名にとって、厳しいニュースである…と思われた。
ところが、その後『ANSA』が情報を否定する報道を行った。
証言したのはなんとミラノ検察長官のフランチェスコ・グレコ氏。彼がANSAに対して「ミランは調査対象になっていない」と確認したとのことだ。
とりあえず、今のところミランに犯罪の疑いは確認されていない様子。ファンは胸をなでおろしたことだろう。