先日、新監督にベルト・ファン・マルワイクを迎えたオーストラリア代表。
ワールドカップ開幕まで150日を切ったタイミングではあったが、大舞台を経験した世界レベルの指導者を招き入れることに成功した。
そんなオーストラリア代表のコーチ人事について、オーストラリア『SBS』が伝えている。それによれば、元オランダ代表MFマルク・ファン・ボメルが就任するという。
ファン・ボメルは1977年4月22日生まれの40歳。
現役時代にPSVやバルセロナ、バイエルン、ミランなどでプレーし、数々のタイトルを手にしたMFだ。そのタックルは強烈で、日本のファンにはフェイエノート時代の小野伸二を負傷させたことでも知られる。
そんなファン・ボメルはファン・マルワイクの娘アンドラさんと結婚している。つまり、義理の父親がファン・マルワイク監督にあたるのだ。
そうしたことが関係してか、2010年のワールドカップではオランダ代表の中心選手として活躍し、EURO2012ではチームのキャプテンにも任命。
ファン・マルワイク監督が昨年まで率いていたサウジアラビアでもファン・ボメルをコーチに迎え入れており、今回オーストラリア代表でも新コーチを任せたという。
ベルト・ファン・マルワイク(オーストラリア代表 監督)
「ああ、そのこと(ファン・ボメルのコーチ就任)は私にとって非常に重要なことだった。
オーストラリアサッカー連盟はすでに検討していたが、もしそれがなかったとしても、私は条件の一つとしてファン・ボメルの起用を告げていただろう。
マルクには私と一緒にいてほしい。サウジアラビアで彼と2年働いたが、PSVのU-19で監督をしている頃から、彼のことは定期的に見続けている。
彼は成功への強い意欲を持っているよ」