『Reuters』は6日、「ブラジル全国選手権のクラブは、VAR(ビデオ副審)の導入に反対している」と報じた。
昨年、ブラジルサッカー連盟(CBF)は全国選手権にVARを導入すると発表した。
しかしながら、今回行われた全国選手権所属20クラブによる投票は、賛成7、反対12、棄権1という結果になったとのこと。
記事によれば、反対の理由はVAR導入による費用負担ではないかという。
スタジアムにシステムをインストールするためには100万レアル(およそ3300万円)が必要になるが、これを負担できるクラブばかりではないようだ。
また、『Inside』ではシステムに対する信頼度もあまり高くはないとのことで、それも嫌われた要因の一つだとのこと。
ブラジル全国選手権はこれによって2018年のシーズンではVARの導入を見送ることになった。
なお、他にも新たなルールが採択されており、トップチームの試合で人工芝の使用が可能となったほか、本拠地以外で最大5回のホームゲームを行うことが許可されている。