『Mirror』は31日、「元イングランド代表MFレイ・ウィルキンスは、心臓発作によって昏睡状態となっている」と報じた。
レイ・ウィルキンスは1956年生まれの61歳。選手時代はチェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、ミラン、PSGなどでプレーし、イングランド代表でも84試合に出場した名MFだ。
引退後は指導者に転身。QPRとフラムで指揮をとった後はアシスタントコーチとして多くの監督を支えた。
とくにチェルシーでは長年指導を行っており、ルイス・フェリペ・スコラーチ、フース・ヒディンク、カルロ・アンチェロッティの片腕として働いていた。
2015年にアストン・ヴィラを離れてからは主に解説者、アナリストとしてメディアで活躍していたが、28日の夜に自宅で心停止に見舞われたという。
病院に運ばれた彼は人工的な昏睡状態に置かれ、集中治療を受けているとのこと。
妻のジャッキーによれば、病状は「かなり悪い」とのことで、その状態が心配されている。
レイ・ウィルキンスは選手時代に長くうつ病と戦っていたことを明らかにしており、近年はアルコール依存症や潰瘍性大腸炎にも悩まされてきた。