いよいよ4月7日(土)に開幕する2018シーズンの九州リーグ。

開幕戦となる第1節、そして翌8日(日)に行われる第2節は、沖縄県・金武町での集中開催となっている。

Jリーガーなどの大型補強で注目される沖縄SVは、7日の14:00から九州三菱自動車(昨季3位)、8日の10:00からJ.FC MIYAZAKI(昨季2位)と対戦。昨シーズン優勝のテゲバジャーロ宮崎はJFLへ昇格しており、この開幕2戦は沖縄SVにとってかなり重要な試合となりそうだ。

さて、沖縄SVは元日本代表FW高原直泰がオーナー兼監督兼選手を務めていることで話題だが、Jリーグファンにとってはこの選手の存在も気になることだろう。

川崎フロンターレや東京ヴェルディなどで活躍した森勇介。

センスあふれる攻撃参加でファンを魅了してきたサイドバックは、2016年から沖縄SVで「選手兼コーチ」としてプレーしている。

37歳となった彼が今、コーチとして沖縄SVで感じていることや、高原との関係、今後の目標について聞いてみた。

――沖縄SVで新しいチャレンジをしています。他の選手を教える立場になってどうですか?

コーチ兼任といってもほぼ選手なのですが、地域リーグのカテゴリーでプレーしたことがなかったので、どういった形で他の選手に接するべきかは常に考えています。プロは、できなかったらそのまま自分がピッチに立てず契約も延長してもらえないというのがはっきりしていますし、ほかのチームを選択してもいいので接し方はある意味簡単です。

ここにいる選手たちはほとんどアマチュアなのでそういった割り切った考え方ではなく、できなかったとしてもなんとかできるように持っていかなくてはいけない。僕は結構厳しく言うのですが、良い方向にうまく持っていかなければならないのでその辺りに難しさは感じます。

プロで要求されるレベルを最初から求めたらもちろんきついです。ただ、最終的には技術のことなどしっかり求めていくことも必要なので、なかなか難しいですね。