中国2部リーグでショッキングなアクシデントが起きた。梅州客家vs新疆天山雪豹戦で…。
相手選手の蹴ったボールが、梅州客家のカメルーン人FWジョン・マリーの喉を直撃。25歳の彼は悶え苦しみ、喉を抑えて倒れ込んでしまった。
すると、ベンチにいた監督がすぐさま駆け寄り、気道を確保。迅速な応急処置により、大事には至らずに済んだ。
ボールを蹴りつけた相手選手にはイエローカードが提示されたが、なんとマリーはプレーを続行。この後にゴールまで決めて、フル出場している。
『hip』などによれば、マリーの命を救った梅州客家のルスミル・ツヴィコ監督はヒーローになったそう。3-0で勝利した試合後、2人はこう述べていたという。
ジョン・マリー(梅州客家FW)
「監督にはどう感謝を伝えればいいのか分からない。
もし今日あなたがいなければ、もし僕の命を救ってくれなければ、妻と娘、さらにはアフリカにいる家族がどうなっていたか分からない。
彼らは自分(の稼ぎ)が頼りだから。心からありがとう。家族全員があなたの行為に深く感謝している」
ルスミル・ツヴィコ(梅州客家 監督)
「誰もが私の立場だったらやるであろうことをしたまでだ。
自分も選手だったし、反応がなければ起こりうることは分かっていた。
彼は舌を飲みこんでいた。私も怖かったが、幸いにも無事に終わった。
彼は自分が監督に就任した直後に連れて来た素晴らしい男だし、我がチームで最高の選手になってくれた」