史上初の2部降格の危機に瀕しているハンブルガーSV。だが、第29節では2位シャルケ相手に3-2で勝利し、実に昨年11月以来となる勝点3を手にした。
そのなかで、伊藤達哉は先発フル出場。切れ味鋭いドリブルで2点目の得点を演出する活躍を見せた。
163cmの小柄なドリブラーはチームメイトたちから確かな評価を得ているようだ。
『Bild』や『Welt』などによれば、監督や同僚たちはこう述べたそう。
ルイス・ホルトビ(ハンブルクMF)
「彼は(シャルケMF)ダニエル・カリジューリが目まいを起こすようなプレーをしたね」
クリスティアン・ティッツ(ハンブルク監督)
「彼には素晴らしいクオリティがある。絶対的な1vs1(に強い)選手だ。
そのハイスピードによって、ファーストタッチで相手を抜くことができる」
「彼は自信を必要としている若い子だ。時に選手をハグして、こう伝えるのはたやすいことさ。
『君は私にとって最高の1vs1選手だ。ボールを持って、相手をやっつけろ』とね」
リク・ファン・ドロンゲレン(ハンブルクDF)
「(全体練習の)後に彼はよくウェイトルームで体を強化しているよ。
(シャルケ戦の)ハーフタイムに彼にこう伝えたんだ。『1vs1のデュエルを仕掛けろ。相手は君を怖がっているぞ』ってね。
まるでメッシみたいだった。リオネル・イトウだよ」
ハンブルクは次節で7位ホッフェンハイムと対戦。伊藤と酒井高徳の活躍にも期待したい。
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