『Sports Illustrated』は10日、「元イタリア代表FWマリオ・バロテッリは、来季DCユナイテッドに移籍する可能性がある」と報じた。
今季ニースでプレーしているバロテッリ。契約は今季限りで満了になる予定となっている。
クラブ側はすでに「チャンピオンズリーグ出場権を逃した場合、彼の給与を払えない」と宣言。バロテッリとミーノ・ライオラ代理人もすでに退団を明言しており、今夏の去就が注目されている。
イタリア・セリエAへの復帰に向けて売り込みを行っていると言われている状況だが、今回アメリカ移籍という噂も浮上してきた。
DCユナイテッドはアメリカの首都ワシントンを本拠地とするMLSのクラブ。その過半数の株式を所有していたのは、実はインテルの会長を務めているエリック・トヒル氏である。
彼は現在その株式を売却し、それによって5億ドル(およそ535.5億円)の資金を調達したと伝えられている。売却先はマネージングパートナーのジェイソン・レヴィアンやロサンゼルスの実業家パトリック・スン・シオンだそう。
その資金は、新しいスタジアムやトレーニングセンターに投じられるほか、有力な選手の獲得に利用されるとのこと。夏には1~3名の有力選手を獲得する可能性があると伝えられており、バロテッリはその筆頭候補であるそうだ。
先日ズラタン・イブラヒモヴィッチが新たな活躍の舞台に選んだアメリカ・メジャーリーグサッカー。
カカやピルロらが引退した後「スター不足」が言われてきたが、バロテッリとイブラが揃うことになれば…またアメリカの復権が見られるかもしれない。