FIFAによって現在検討されているのが、2022年ワールドカップの拡大、コンフェデレーションズカップの廃止、新クラブワールドカップの創設だ。

毎年12月に世界の7チームが出場して開催されてきたクラブワールドカップであるが、これまで商業的には苦しんでいる。

FIFAはそれを4年毎の開催とし、コンフェデレーションズカップを置き換える形で時期も6月に移行したいという意向を示している。

世界各地から24チームが参加し、3チームごとの8グループに配分される。

グループ首位になった8チームが決勝トーナメントに進み、上位4チームは5試合をプレーすることになる。

2021年、2025年、2029年、2033年の開催が検討されており、それぞれ30億ドル(およそ3260億円)の財務保証が付いているとのこと。

また、UEFA(欧州サッカー連盟)とCONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)で創設されるネイションズリーグを元にして、FIFAは国際親善試合の改革を考えている。

FIFAはインターナショナルマッチウィークでより意味のある試合を増やしたいという意向がある。

大陸ごとにネイションズリーグを作り、レベルごとに4チームずつのグループを作成。優勝者が「ファイナル8」というトーナメントに出場するという構想があるとのこと。

これが承認されれば、2020-21から開催され、最低10億ドル(およそ1090億円)の財務保証がされるという。

『BBC』によれば、現在FIFAはこれらのトーナメント作成に関して投資家を求めているそう。

新クラブワールドカップで120億ドル(およそ1兆3050億円)、ワールドネイションズリーグで130億ドル(およそ1兆4140億円)の収入を見込んでいるとのことだ。

ただし、問題は欧州クラブ協会などが選手のコンディション面を懸念していることだという。

現在でも多くの選手たちが過密スケジュールに苦しんでいるなか、更に真剣勝負を増やすことが適切なのか。今後の検討課題になりそうだ。

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